臨済宗妙心寺派 大楊山 長慶寺

今川家菩堤寺 大楊山 長慶寺

長慶寺だより

気がつけば10月です。朝夕大分「寒い」と感じるようになりました。10月は開山様の開山忌があったり、本山へ行ったりと行事の多い月です。

気候の変化も激しい月ですので体調には気をつけたいものです。朝起きて、少し肌寒い時間に境内の掃き掃除をしていると心がすっきりします。

 

木々は春になると芽吹き、秋になると葉を落とします。木々は葉を落とすと掃き掃除が大変だろうなど考えることもなく、葉を落とします。

私も何も思わないように掃き掃除をします。そうすると自然の仲間入りをしたような気がします。

 

今月の仏心

数年前から「終活」という言葉をテレビや新聞などで目や耳にするようになり、終活という行いが一般的になってきました。

エンディングノートを書くに始まり、葬儀、お墓、荷物の整理などがあるようです。確かにどれをとっても家族の人にとっては大切なことで、やっておいてもらうと安心です。

 

前に述べた事はとても大切なことですが、1つ書き加えると終活で一番大切なのは残りの人生をどのように生きるかです。せっかく頂いたこの命、この世の人生、この世のご縁をどう生かすかです。

たとえ荷物の整理ができなかったとしても、残った方が代わりにできます。しかし、私の人生をどう生きるかは、死んでしまえば終わりです。

 

私も50歳を過ぎ、「終活」という言葉が心に引っかかる歳になりました。どう考えても人生の半分は過ぎ、終活という言葉からは「残りの人生、その命をどう生かす。」と聞こえてきます。

「終活」という活動を社会の風潮として何となく進めるのではなく、「自分の命をどう生かす」として活用したいものです。