臨済宗妙心寺派 大楊山 長慶寺

今川家菩堤寺 大楊山 長慶寺

長慶寺だより

8月に入りました。今年の8月1日もとても暑い日となりました。午前中は同じ宗派の市内にある寺院の「山門施餓鬼会」に出席、お勤めしてまいりました。山門施餓鬼会(さんもんせがきえ)は、故人、ご先祖様を偲び皆でお迎えする行事です。施餓鬼というように餓鬼ほとけ様に対しても供養します。

普段はあまり相手にされず、供養もされないでいる餓鬼仏さまですが、この日は皆で餓鬼ぼとけ様にお勤めして皆が優しい心となって、救われる日です。餓鬼(がき)とは、六道の一つです。餓鬼道とは、「自分さえ良ければいい。」と考えて生きてきた人が餓鬼道に落ちると言われています。自分のことだけを考えて、他人はどうでもいいと考える人ばかりだと世の中はどうでしょう。人の世界は悲惨な状態になります。餓鬼道には生きていると誰でも一度は落ちたことがあると思います。どうしても自分のことばかりを考えてしまうときってありますよね。

子供のことを「がき」と呼ぶのは、子供のころは「あれが欲しい、お菓子ちょうだい」と自分のことばかり考えて餓鬼に似ていることから「がき」と呼ばれます。大人の人でも自分のことばかりを考えている人に対しては、「゛がき゛だなお前」と言われてしまいます。施餓鬼会とは自分の心にすむ餓鬼に施す(ほどこす)行事でもあります。施餓鬼会に参加して、皆さんの平和を願いましょう。